介護ベッドの無理な移動は大変危険!安全第一を考えて出来ること
介護ベッドの移動で伴う身体的リスク
部屋の模様替えをする際など、介護ベッドを動かしたいと思うこともあるでしょう。
しかし、力任せに実行するのは良くありません。一般的なベッドよりも重く、大きなトラブルに発展してしまうリスクがあるからです。
たとえば、何とか持ち上げられたとして、介護ベッドの脚が自分の足の上に乗ってしまうと大変です。
打撲だだけでは済まず、骨折するようなリスクもあります。
全力で持ち上げようとした結果、腰を痛めてしまうケースもあるでしょう。微妙に動かせただけで、傷ついた体では元に戻すことすら不可能かもしれません。
介護ベッドの移動は簡単ではないことを理解しておく必要があります。
移動で危ないのは身体だけではない
住宅にダメージを与える事態になることも多いです。
持ち上げられず、無理やり引っ張ったり押したりすると、床に傷がついてしまいます。
手が滑って落とした場合は、一部がへこむような事態になりかねません。
賃貸の場合は高額な修理代を請求されることも懸念されます。
自宅の場合もリフォームするまでは、その状態のままで生活しなければなりません。
それが原因でつまずいて転倒するリスクもあるのです。
つまり、運搬時以外にもケガの危険性は潜んでいるということです。
業者依頼にも注意が必要
そう言われると、いったん設置した介護ベッドは移動できないと思うかもしれません。
しかし実際には、移動させる方法が残されています。
それは自分で行うのではなく、プロに依頼することです。
介護ベッドのノウハウを知り尽くしているため、素人よりもはるかに効率的な方法で実施してくれます。
フローリングが傷つかないように養生してくれるなど、さまざまな点に気を配ってくれるのです。
そのため、安心して任せられますし、ケガを負って仕事を休むような事態にもなりません。
ただし、当然ですが依頼すると費用が発生する点に注意が必要です。
そのため、事前に見積もりを取っておきましょう。
見積もりの取り方は依頼先によって異なりますが、電話などで伝えるだけでも大体の金額は分かります。
現地でチェックする必要があると言われた場合は、出張料がかかるか事前に確認しておくことが大事です。
見積もりが無料で断った場合でも、その分だけは出費を伴うからです。
とはいえ、事前に確認しておけば、そこから金額が大きく変わることは少ないです。
諸事情で移動先が遠くになったケースなどを除き、基本的にはほぼ同じと考えておいて構いません。
いずれにせよ安全が第一なので、自分で移動させるのは控えるようにしましょう。