介護ベッドは通常ベッドよりもはるかに重い

通常のベッドでしたら、大人数人で移動することも可能ですし、もし重量的に持ち上げられないときには分解してから運ぶことも可能です。

しかしこれが介護ベッドとなると話は変わってきます。

普通のベッドとの違いはいくつかありますが、際立っているのはその重さです。介護ベッドには稼働できる機能が組み込まれていますのでその分部品やパーツが多くなり、それに伴って重量も上がっていきます。

力自慢の男性であっても無理に持ち上げると腰を痛める危険性があります。
自分が怪我をしないためにも移動作業をプロに任せるのが一番です。

介護ベッドは組み立ても複雑で大変

ベッド自体が重いならば、分解してから運んで移動先で組み立てるのはどうでしょう。

これは一見うまくいきそうですが、重量が重いことと同様に部品、パーツが多いことから素人が分解するのはかなり危険です。

分解作業が難しいことから知識や経験が必要ですし、特殊な工具がないと分解すらできないケースもあります。
介護ベッドのフレームは通常のベッドよりもかなり丈夫な金属で作られています。

マットレス内部にも部品や機器が組み込まれていますし、各種配線もつながっています。これらが重量を大きくしている原因ですし、分解を難しくしている理由でもあります。

移動する際に壁や柱度にぶつけたり、落下させたりするとベッドの機能が壊れる危険もあります。
稼働機能を持つ介護ベッドは精密機械だと考えたほうがいいでしょう。

移動や解体を業者に任せるメリット

移動時には毛布やシートが使われますが、ベッド自体の大きさや重量によってはクレーンで吊り上げる場合もあります。
こうなるともう素人には不可能な作業です。当然費用はかかりますが、専門家に依頼するしか方法はありません。

これまで使っていた状態と同じように正しく動作させるためには、専門家による分解とその後の組み立て、更にはメンテナンスも重要となります。
衛生面や使用する方の健康を考えると分解するついでに洗浄、クリーニングするのもいいことです。

専門業者に依頼するメリットとして他に考えられることは、業者なら損害保険に加入している点です。

プロであっても何らかの理由でミスをおかすかもしれません。
そんなときでも保険が適用されれば以前と同じ状態の復元が期待できますので安心です。

自分たちだけで動かして、何か他のものを傷つけることで賠償問題に発展したら目も当てられません。
それは少し特殊なケースかも知れませんが、賠償費用よりも業者費用のほうが安くあがります。