介護ベッドの設置場所と動かす際のポイント
現在介護中の人が家庭に入る場合には、介護する人が必要になります。一般的に、ヘルパー等を頼むケースもありますが、完全にヘルパーに任せるのは不安と感じる人もいるでしょう。
実はこれに関しては、介護の状態によっても変わってきます。1人で歩くことができるならば、昼間にヘルパーに来てもらいそれ以外の家族は仕事をしていても全く問題はありません。
ただその一方で、ヘルパーだけでは不安なケースもあります。いわゆる、寝たきり老人の場合はもはやヘルパーに任せておくだけでは十分ではありません。
このような場合は、介護施設等に入るのが良いかもしれませんが、そこでもやはりお金がかかってしまうものです。介護施設へ入れない場合は自宅介護となりますので、介護ベッドの用意が必要になってきます。
介護ベッドを設置する前に考えること
介護ベッドを自宅のどこに置くかに決まりはなく、介護をする側、される側の気持ちや家庭の事情を考えて設置すれば問題ありません。ただし、引越しや模様替えなどで介護ベッドを動かす可能性のある場合は、1階に設置するほうがよいと言えます。
なぜなら、介護ベッドは重量のある精密機器であり、運搬や分解・組立、取り扱いに注意が必要だからです。設置するフロアが上層になるほど、作業の難易度が上がっていきます。
ですが、1階部分が駐車場になっていたり、寝室に向かないような部屋だったら介護ベッドを2階や3階へ置かざるを得ない場合がでてきます。そういった場合には、介護ベッドの運搬方法については気になるところでしょう。
介護ベッドを2階以上に設置する場合、確認することは階段や廊下などの「搬入経路を通過できるか」どうかです。細かくそのまま階段で運べないこともありません。ただ階段が傷ついてしまうため、少し不安な場合には分解するのが良いかもしれないです。
自分たちで移動が難しい場合は業者へ相談を
最近のベッドは、持ち運びができるように分解できますが介護ベッドになると分解や組み立てが少し厄介になります。電動ベッドの場合は各パーツが重いため、分解できても持ち運びに苦労するかもしれません。そのため、若い人や男性が住んでいない場合には業者にお願いする必要もでてくるでしょう。
最近は、様々な業者があり家具・家電の搬出入だけを行うところも存在しています。電動ベッドの場合も分解や組み立てまでしてくれるサービスもあり、人手が足りない場合は業者に依頼することも検討してみるといいでしょう。