介護ベッドを移動させたいときに考えること
自宅に老人がいる場合、介護状態になるケースが少なくありません。介護のパターンは大きく分けて2種類あり、老人ホームに入るか自宅で介護するかを検討します。
昼間でも自宅に家族が在籍しているならば、自宅介護の方がお金がかからないため理想的と言えるでしょう。自宅介護において必要なのは「介護ベッド」です。
基本的に、介護ベッドは一度設置したら動かさないことも多いと思います。しかしながら、模様替えのために場所を移したい、今の設置場所では介護がしにくいなどの問題が出てくる場合もあるでしょう。
介護ベッドを設置したあとに移動させる必要が出てきた場合、考えることは大きく分けて2つあります。
介護ベッドの移動は自分たちでやる?業者に依頼する?
介護ベッドを自宅内で移動する場合には、一度ベッドを分解しなければいけません。重量のある介護ベッドは、分解しなければ運び出せないケースも多いわけです。自分たちで分解して運ぶことができれば問題ないですが、「部屋から出せない」といった場合はどうすればよいでしょうか?
分解できない、運べないといった場合に一体どのようにしたらよいかと言えば、専門の業者に頼む必要があります。介護ベッド1点の分解から組み立て、移動、設置までをトータルで対応してくれる業者は、たとえば引越し会社や便利屋(なんでも屋)、家具の移動サービスを提供している会社などがあります。
介護ベッドの分解や組み立ては難易度が高く、扱い方や運び方を間違えると破損につながるため注意が必要です。自分たちで移動させることに不安がある場合は、できるだけ専門業者へ依頼することをおすすめします。
介護ベッドを家の中で移動することができるか
もし、2階にベッドがあって1階に移動させたいという場合、そのまま運び出すことが難しいことがあるかもしれません。階段や廊下から移動させることができない場合には、クレーンを使って移動を行う必要があります。
クレーンを使う場合には4トントラック等で行うため、車両が出入りできるスペースなどを確保できることが条件になります。ただし、スペースが狭い場合でも、最近はクレーンを利用できるケースもでてきています。
条件にはよりますが、よほど狭いスペースでない限り運び出すことができるかもしれません。今では現地調査なしに写真で対応可否を判断可能な業者も増えています。心配な点はあらかじめ相談してみてはいかがでしょうか。