介護用ベッドを引越しで移動する場合の運搬と吊り上げについて
引越しで介護用ベッドを移動する場合は、事前の準備が必要になります。介護用ベッドや大型の家具、家電は運搬方法を誤ると住宅の損傷に繋がります。
介護ベッドを運搬するには分解作業と組立て作業が必要
介護用ベッドを運搬する場合は、基本的に分解作業と組立て作業が必要になります。電動ベッドは種類が多く、メーカーや製品によって構造や形状が異なります。組立てや分解も難しく運ぶ方法や扱い方を間違うと破損する可能性もあるので、通常は専門会社に運搬を依頼します。
介護用のベッドは、事前に注意するポイントを確認してから運んでもらいます。解体や組立てが難しいベッドは、作業員が来る前に取扱説明書を準備します。専門知識を持つ作業員でも、説明書があった方がスムーズに作業を進められます。
引越しの専門会社に依頼する場合は、最初に運ぶ荷物の内容を伝えます。正しい情報を把握していると、引越しの当日に無駄な時間や労力を使わずに済みます。
運搬後は部屋の状況を確認して、ベッドを組み立てた後に電源を入れます。電源を入れたら動作の確認を行いますが、異常がある場合は故障の可能性もあります。
消耗品や電子部品に問題がある場合は、メーカーに連絡して対処してもらいます。介護用ベッドが故障した場合はメーカー修理になりますが、修理の際に故障原因を調査します。
メーカーによって介護用ベッドの耐用年数は異なりますが、平均の耐用年数は6年から8年です。耐用年数よりも長く使っている場合や故障の症状が出ている場合は、点検が必要になります。
介護ベッドを2階以上に設置する場合は吊り上げ搬入の可能性も
転居先の2階にベッドを設置する場合は、吊り上げ作業を行う可能性もあります。最近は、家具移動のオプションを設けている引越会社が増えています。
大型荷物の運搬には危険が伴うので、専門知識と経験を持つ作業員に任せた方が安心です。吊り上げ作業は、人力で行う方法とクレーンを利用した方法に分類されます。
引越しの専門会社は、家具一点の吊り上げ作業も請け負っています。引越しで介護用のベッドを運ぶ場合は、単独のサービスよりも料金が安くなります。
通常は人力で吊り上げ作業を行いますが、状況によってクレーン車を使う場合もあります。クレーンでベッドを吊り上げる方法は、作業員の労力が減り作業時間が短縮できます。
作業の手間を省いて安全に運べるメリットがありますが、料金は人力での作業よりも高くなります。クレーン車を使う場合は駐車するスペースも必要になり、周辺に対する騒音の問題も発生するので事前の注意が必要です。