電動ベッドというと介護用が有名ですが、実は介護用以外でも電動ベッドの人気が高まっています。その理由としては、睡眠の質が向上したり睡眠以外にも活用できることが挙げられます。

睡眠時以外にも活用の幅が広い

例えば脚上げ機能は膝に角度がつくことによって、腰の負担が軽減されて腰回りが楽になるのが特徴です。また背上げ機能は上半身が持ち上がることにより、楽な姿勢で読書や動画鑑賞、音楽鑑賞が楽しめるようになります。

フランスベッドなどは、ベッドの高さを変えられる上下昇降機能を備えています。このように、電動ベッドは従来の介護用のイメージから大幅に進化しており、機能が豊富になっていることが分かります。

介護目的以外の使用では快適性に着目

電動ベッドの内部にはモーターが設置されていて、数によって様々な機能を実現しています。モーターが1つだけのタイプは、背上げと脚上げの連動機能を実現しますが、背上げのみに対応しているタイプもあります。

モーターが2つになると背上げや脚上げが独立した形で、より好みに合う使い方が可能です。モーターが3つの電動ベッドは、背上げに脚上げ、上下昇降機能をそれぞれのモーターが担うので、自由度が最大限に高いです。

介護目的の場合だと、介護する人の負担が軽減するのが人気の理由の1つですが、介護以外だと使う人にとっての快適性が人気の理由になります。フランスベッドなどの歴史があるメーカーは、一般家庭にも設置しやすい、比較的コンパクトな製品を展開しています。

勿論、安全性にも最大限に配慮されていますから、安心して導入を検討したり活用することができます。近年はインテリア性もかなり向上しているので、いかにも医療現場で使われている介護用とは印象が大幅に異なります。

機能性、デザイン性が向上し選択肢が豊富に

機能面を重視している製品もありますが、一方ではデザイン性を重視するメーカー、製品もあるので、多様なニーズに応えられるようになっています。手すりの有無や有線と無線のコントローラー、化粧板や天然木といった素材の違いもあり、希望や予算に合わせて選べます。

つまり、機能を絞れば手頃な価格帯でも手に入ることを意味しますし、予算に余裕があれば豊富な選択肢の中から、好みに最も合うものが選べるわけです。人生100年時代を迎えようとしている日本ですが、人生の3分の1は睡眠時間ですから、その質を高めることはこれまで以上に重要になっているといえるでしょう。

何を重視すべきかと考えると行き着く答えは必然的に寝具ですから、機能性にこだわったベッドが注目を集めるのも頷けますし、便利で快適な電動タイプの人気が高まっているのも納得です。