電動ベッドは想像以上に重い!2階以上に設置する場合は要注意!
通常のベッドはフレームや板などで構成されており、それぞれがボルトやネジなどで固定されています。そのため簡単に分解して2階に運ぶことができますし、設置するときも元通り組み立てるだけなので簡単です。特にフレームは片手でも運べるタイプが多く、女性でも楽に運べます。
介護ベッドの移動は機械やモーター部分の取り扱いに注意
電動ベッドだと骨組みは通常のベッドとさほど変わりませんが、電動で上下するようになっている脚部や背もたれなどが重く、1人で2階以上に運ぶのは体力も時間も要してしまうことが欠点です。脚部は重たい電動ベッドを支えなければならず、鉄製であることがほとんどなため両手ですら重たく感じます。
背もたれのみ稼働するなら時間はさほどかかりませんが、介護用ともなると稼働箇所が多くなるだけでなく、それらを動かすモーターの入ったボックスも運ばなければなりません。また、それらは電子機器が内蔵されているので衝撃に弱く、階段から落としてしまうと故障の原因になったり、怪我をしたりしてしまうため慎重に運ぶ必要があるのです。
2階以上に運ぶ場合は搬入経路を確認、吊り上げて入れる場合も
階段の幅によっては壁がベッドのパーツで傷つけてしまうことや、幅のある背もたれもパーツを通すことができないこともあります。2階以上に設置したい場合は、外から運ぶことが一般的です。
外から運ぶにはクレーンが必要なので専門業者にお願いしなければならず、業者によって料金が大きく異なる可能性があります。引っ越しのように需要が高く競争相手も多い業種だと競争により価格が均等化されますが、ベッドのみを吊り上げるだけとなると、競争相手が少なく料金も独自で設定していることがほとんどです。
お店で購入して運んでもらう場合はそのお店と取引のある企業が選ばれますが、元々1階にあるベッドを吊り上げるとなると自分で探さなければなりません。2階以上に運ぶ場合は1人で行わず、2人以上で行うことをおすすめします。
衝撃を与えないよう、かならず2人以上で慎重に運ぶ
可動部品やモーターの入ったボックスはできるだけ包装して衝撃を与えないようにし、重たい背もたれや脚部は2人で運びましょう。脚部は通常のベッドと違ってフレームから組み立てて配置を決めることができず、独立しているため予め幅を測って置く必要があります。
フレームを組み立てる前にモーターの入ったボックスに背もたれや脚部と接続するコードを挿しておかないと、後からではベッドに潜り込んで作業しなければなりません。背もたれをフレームに固定する際は、間違っても落とさないよう注意しましょう。
いくら衝撃に強いパイプフレームでも、少しでも曲がれば取り付けられなくなることがあります。