写真で見積もりがスムーズに!介護ベッドの移動はプロに相談
介護ベッドの移動は、専門の業者に依頼した方が安全で確実です。その最大の理由は重量にあります。
重量のある介護ベッドを自分で移動させるのは大変
介護ベッドは外側のフレームが金属などの素材で作られており、起き上がりやすいようにマットレスは柔軟に曲がるようになっています。マットレスの内部にも角度をつける部品があり、モーターなどの電気配線でつながれているため、通常のベッドよりもかなり重くなっているのです。
またマットレスは内部構造が一体で分解は難しく、搬入や搬出は専門家が行わないと落下や室内の破損という危険性があります。そのため移動の際は養生シートで保護するのが一般的であり、ドアを外して家に入れるケースも珍しくありません。
より大型の場合は、クレーン付きのトラックで部屋の中に入れて数人がかりで設置します。このように、介護ベッドの移動は素人にはほぼ不可能です。
介護ベッドを移動させる際の費用
そこで業者に依頼するのですが、料金はベッドの大きさや運ぶ人数、移動場所などによって大きく変わります。通常のベッドならば、室内で1人なら5,000円から10,000円で、2人で7,000円から12,000円、3人で8,000円から15,000円です。
階段を使用した場合は、2人で8,000円から15,000円で3人ならば10,000円から18,000円となります。手吊りを使うとさらに高額になり、2人で10,000円から25,000円、3人で12,000円から35,000円、4人で15,000円から45,000円です。
クレーン付きのトラックが必要な場合は15,000円から30,000円で、大型クレーンで吊り作業を行うと60,000円から100,000円かかります。
通常のベッドでさえこれだけかかりますが、介護ベッドでは分解や組み立て作業が必須です。こちらはそれほど高額ではありませんが、やはり5,000円前後の料金です。
見積もりには写真があるとスムーズ
かなりの高額ですので、見積もりを行うことが必須となります。種類や機能によって見積もりは異なりますが、このとき写真があるとスムーズに話が進みます。
口頭の説明では伝えきれないこともありますし、移動の際のトラブルも避けることができるからです。もちろん写真は1枚だけでなく、様々な角度から撮ったものや細かい部分まで写した写真が必要となります。
他にも業者に依頼する理由として、メンテナンスやクリーニングのメリットが挙げられます。別料金にはなりますが、こうした機会にメンテナンスしてもらう方が後々のためであるといえます。