引越しや模様替えで電動ベッドを移動させるには?
引っ越し作業は大変なものですが、数ある家具と家電の中でも電動ベッドの移動は難しいです。電動ベッドのような高価なベッドをへこませたり、傷つけたりすることは誰にとっても避けたいことでしょう。安くとも数十万円はするものですし、高齢者や障害者の生活の質に直結するものです。
もっとも確実な方法は専門業者を利用すること
もっとも確実に移動する方法は分解できる業者に依頼することです。引っ越し会社でもいいですが、電動ベッドの専門業者が確実です。
製品によっては100キロほどになるものでも、分解・組み立ての技術があれば、確実に搬入・搬出がしやすいサイズにして運び出してくれます。他の家具と家電を運んでくれる引っ越し会社が信用できそうならば、そちらに依頼するのもいいでしょう。
電動ベッドの分解・組み立てを得意とするスタッフを育てている会社もあるようです。
自分で移動させる場合は作業手順を写真に撮るのがおすすめ
模様替えなど同じ建物内の移動で、できる限りお金を節約したいならば、自分で行う方法もあります。大まかな手順はマットレスを移動させて調節部分を外し、ベースからすべてを運び組み立てる方法です。
まずマットレスはフォームを削らないように注意しながら移動させます。ポケットスプリングを使用したマットレスは長時間立て掛けておくと歪みが出ることが多いので、注意が必要です。
次に調節部分を外してベースから分離します。この部分は難しいので、覗いてみて無理だと判断したらここから先は専門業に任せるのが賢明です。取扱説明書やインターネットの情報を頼りに分解できたら、慎重に運びます。
ベースつまりフレームや脚の部分をどこまで分解できるかは、製品によります。できる限り細かくしたほうが運びやすくなり部屋を傷つけるリスクが軽減します。
部屋の壁紙が心配な場合には養生をするのがいいでしょう。ホームセンターで売っている巻きダンボールとマスキングテープなどで対応することが可能です。
ここまでのパーツでもっとも注意すべきは電気配線のある部分です。壊してしまうと電動ベッドが機能しなくなってしまいますし、故障箇所を見つけるのが難しい部分でもあります。
故障箇所を見つけるにはテスターなどを使って地道に探さなければならなくなることも珍しくありません。また配線や基盤を総取っ替えする場合もあります。組立作業も壊さないように気を付けて行わなければなりません。
ここで作業手順を見失わないために、分解段階で写真を撮っておくこともおすすめです。取扱説明書やインターネットの情報と併用すると、失敗のリスクが減ります。