普通とは違う、介護用ベッドの搬入方法とは?
通常のベッドは木製であってもスチール製であっても比較的容易に分解・組立を行うことができ、大人が2人いればあっという間に組立完了になります。ですが特殊ベッドと言われる介護用ベッドは簡単に分解・組立を行うことができず、引っ越しの際業者に依頼をしたとしても、引越し業者は嫌がる傾向があります。
介護ベッドの組立は引越し業者でも苦手とする
これは介護ベッドが大変重いこと、古いタイプのものは分解できないこと、電動用のものは電気の知識も必要であり、組立が難しいことなどが理由としてあげられます。
介護ベッドの場合平均して100kgほどの重さがあります。簡単に縦や横にすることは難しく、階段を使用しなくてはならない場合はさらに傷つかないよう、養生をしっかりと行わなくてはなりません。
万が一介護ベッドが足の上に落ちてしまった場合は、引越し業者が怪我をする可能性もあります。このようなことから引越し業者は嫌がっており、受け付けてもらえないことも度々起こっています。
分解・組立をスピーディーに行う必要がある
介護ベッドの場合一刻も早く介護を始めなくてはならないため、早急に分解・組立を行い配置をする必要があります。時間との勝負であり、手際よく行わないとその後の生活に支障がでてしまいます。
そのため介護ベッドを搬入するには専門業者に依頼をすると良いでしょう。専門業者では多くの介護ベッドを移動させたり搬入させたりしているため、大変経験が豊富であり、分解できないタイプのものは階段や廊下などではなく外から搬入することも検討してくれます。
また人数も多く派遣されており、通常の引越し業者では3人程度であるのに対し、専門業者は6人体制で搬入をしてくれることが多いです。
室内移動が難しい場合は窓から搬入することも
介護ベッドは特殊であり、電動であるとベッド下に様々な配線を施さなくてはなりません。年々多機能になっているため配線する部分も多くなっており、簡単に組み立てることは難しくなっています。
搬入の際も電気系統に気を配らなくてはならず、万が一部品を落としてしまった場合はその後動かなくなる、介護中に不具合が生じるなどのことも起きる可能性があります。そのためできるだけ分解・組立を行わず、窓からの搬入を専門業者は試みることが多いです。
2階に配置しなくてはならない場合も、事前にしっかりと下見をし外から搬入することができるかを検討してくれます。介護用ベッドはできるたけ分解したり組み立てをしたりする回数を減らした方が安全に使用することができるので、移動するまたは新たに搬入する場合は専門業者に依頼をするようにします。